明治、大正、昭和、平成と、時代は驚くほどの早さで進み、
それと共に、先祖代々、連綿と続いてきた村々の歳事・行事も、
地区の生活の変化や、転出者、高齢化、後継者がいない等の理由の為に、
徐々に簡素化されたり、自然に消滅したりして、
いつのまにか無くなってしまったものが、数多くあります。
この「大多喜町 西畑歳時記」は、
そんな消えゆく郷土の歳時記の記憶を、次世代に語り継ぐために、
インターネット用にまとめあげたものです。
内容は、「西畑村」に、長年受け継がれてきた様々な歳時記・行事を、
大多喜町にお住まいの鈴木政雄氏(97歳/2015年6月時点)が、
長年に渡り、したためられてきたもので構成されています。
この歳時記の舞台となる千葉県の外房の村「西畑村」は、
千葉県の房総丘陵の南東部、大多喜町と勝浦市の間にあった自然豊かな村で、
1954年に、隣接する大多喜町と合併しました。
「西畑」という地名は、
現在も、いすみ鉄道の駅名にて、残っております。
佐奈田堂