二日はいろいろの仕事始めの日である。
一家の主は田か畑に行って鍬始めと称して凍り付いている耕土に発矢とばかり一鍬を打ち込んで、今年の耕作が事故無く又豊作であることを祈り、炭焼きの人たちは炭焼き窯にお神酒や餅を供え山仕事の無事を祈った。
子供達は、日頃練習している書初めをして神棚に供え、又子どものいない家庭へは書いた物を持って行く習わしがあり、これをいただいた家からは必ず祝儀のお小遣いが出された。
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二日はいろいろの仕事始めの日である。
一家の主は田か畑に行って鍬始めと称して凍り付いている耕土に発矢とばかり一鍬を打ち込んで、今年の耕作が事故無く又豊作であることを祈り、炭焼きの人たちは炭焼き窯にお神酒や餅を供え山仕事の無事を祈った。
子供達は、日頃練習している書初めをして神棚に供え、又子どものいない家庭へは書いた物を持って行く習わしがあり、これをいただいた家からは必ず祝儀のお小遣いが出された。
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