大多喜町 西畑歳時記6月

水無月

梅もぎと梅漬け

六月も下旬になると、どこの家でも梅もぎが始まる。梅は在来種で品質は悪く、商品になるものは少なく、殆ど梅漬けにされた。家族の多い家では、三斗も四斗も漬け込んだ。農家にとって梅干しは必需品であり、弁当にも食卓にもいつもあった。

また、戦時中には産業組合で多量に漬け込み軍用食品として軍に納入した。

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つか坊と姉ちゃん