村には、青年団があり、各地区には、支部があり、毎年恒例の運動会が九月初旬に小学校の校庭で行われ、各支部を東西南北に分け、対抗競技が行われた。平常運動等は特種な人の他はやっていないので、いろんな珍プレーもあった。何といっても花形は、一万メートルのマラソンで、総野村佐野にある発電所までの往復競技であった。砂利道を炎熱の中駆けるのはさぞ大変であったろうと思う、先頭が門に入ってくると万雷の拍手で迎えた。上位入賞者は郡大会に出場した。
また、六〇キロの土俵運搬、棒押し、中短距離競走等もあり、縄綯い(なわない)競争は面白いもので、皆を笑わせた。
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